痩せたい一心で始めたダイエット。しかし、その方法は過激すぎて、体は悲鳴を上げました。今回は、私が実際に体験した「水をほとんど飲まず、コーヒー依存で1日1食生活」を続けた結果、体に起きた異変とその後の回復についてお話しします。
1. 過激すぎたダイエット方法
当時の私は、夕食だけを食べる「1日1食ダイエット」を実践していました。さらに16時間断食を組み合わせ、空腹時間を長く保つことで痩せやすくなると信じていたのです。
ですが、私には長年の生活習慣として「水が苦手」「飲み物はほとんどコーヒー」という癖がありました。その結果、1日に5杯以上のコーヒーを飲み、水分はほとんど摂っていない状態でした。
「コーヒーを飲んでいれば大丈夫」と思い込んでいたのですが、これが体調不良への第一歩でした。
2. 体に現れた異変
生活を始めて間もなく、最初に現れた症状は「めまい」でした。立ち上がった瞬間にふわっと目の前が暗くなり、立っていることもつらく感じることが増えていきました。
次第に冷えがひどくなり、頭痛や吐き気が1日の中で周期的に訪れるようになりました。特に手足の冷えはひどく、夏でも靴下が手放せない状態に。
さらに、皮膚や頭皮の血色も悪くなり、黄ばんだ色が目立つようになりました。手のひらは特に黄色く、周囲の人から心配されるほどでした。尿の匂いも明らかに変化していました。
3. 体調の最悪の瞬間
ある日の夕食時のことです。普段通り一口食べた瞬間、顔・手足・腹部・背中にぶわっと赤い発疹が出現。全身に蕁麻疹が広がり、呼吸や動作もつらくなり、すぐに救急センターに駆け込みました。
医師からは「脱水と栄養不足による急性反応」と診断されました。薬を飲めば症状は落ち着きましたが、最も重要だったのは、生活習慣の見直しと水分補給でした。
4. 体に起きたことの原因
この体験からわかったのは、過激な断食やコーヒー依存は、体に大きな負担をかけるということです。
- 水分不足による脱水症状
- 栄養不足による血流低下と免疫力低下
- コーヒーの利尿作用によるさらに深い水分不足
短期間でも、体はすぐに悲鳴を上げます。特に私のように元々水を飲む習慣が少ない場合、体調悪化は非常に早く訪れました。
5. 回復への取り組み
救急搬送後、私は以下のように生活を見直しました。
- 水分補給を最優先
コーヒーやお茶ではなく、水を1日1〜1.5リットル摂ることから始めました。 - 栄養バランスのある食事
野菜・たんぱく質・炭水化物をバランスよく摂ることを意識。無理な断食はやめました。 - 生活リズムの改善
睡眠時間を確保し、体を冷やさない工夫も。
薬に頼るだけでなく、生活習慣を整えることが最も早く体を回復させる方法であると実感しました。
6. 読者へのメッセージ
痩せたい気持ちは誰にでもあります。しかし、短期間で体重を落とすことばかりに目を向けると、体はすぐに悲鳴を上げます。
- 水分は必ず摂ろう
- 無理な断食や過剰なコーヒー摂取は危険
- 体のサイン(めまい・冷え・皮膚の変化)は無視しない
痩せることよりも、健康でいることが何より大切です。この体験が、誰かの危険なダイエットを避けるきっかけになればと思います。
まとめ
1日1食・水ゼロ・コーヒー依存の過激ダイエットは、短期間でも体に深刻な影響を与えます。めまい・頭痛・吐き気・黄疸・蕁麻疹などの症状が現れたら、すぐに生活習慣を見直すことが必要です。健康を最優先に、無理のない方法でダイエットを進めましょう。



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