最近、毎日のようにストレッチをしています。
ハムストリングやお尻、前もも、ふくらはぎ、外もも、下腹部…
気になるところを丁寧に伸ばしていく時間は、私にとって心地よいリセットのひとときです。
その瞬間は「よし、ちゃんと伸びてる」と感じるのに、
お風呂上がりには、なぜか体がパンパン。
翌朝になると、さらに筋肉が固くなっている——。
そんなこと、ありませんか?
痛いほど伸ばしていた私のストレッチ
振り返ってみると、私は「もう少し頑張ればもっと柔らかくなるはず」と思い込んでいました。
“痛気持ちいい”を超えて、“痛いけど効いてる気がする”まで伸ばしていたんです。
でもそれは、今思えばオーバーストレッチだったようです。
ストレッチは「体が許す範囲内での心地よい張り」までが基本。
痛みを感じるほど強く引き伸ばすのは、体にとって“守りのスイッチ”を押してしまう行為なんですね。
翌日の「硬さ」の正体
調べてみると、ストレッチのしすぎで筋肉が強く引き伸ばされると、
筋繊維や結合組織に小さな傷が入り、体がその修復のために炎症反応を起こすのだとか。
この炎症が「だるさ」や「筋肉の硬さ」として感じられるもので、
いわゆる**遅発性筋肉痛(DOMS)**の一種だそうです。
つまり、「ストレッチしてるのに硬くなる」のは、
筋肉が壊れて、回復しようとしているサインだったんですね。
無理をしないことが、いちばんの近道
私の場合、ストレッチの時間を1回30秒程度に短くし、
「気持ちいい」と感じるところで止めるようにしたら、
少しずつですが、翌日の重さが減っていきました。
“頑張る”よりも、“感じる”。
「これくらいでいいかも」と思えるラインを自分の体に聞く。
それが本当の“柔軟さ”につながるのかもしれません。
おわりに
体を整えることは、自分を大切に扱うこと。
「痛いけど頑張る」より、「気持ちいいから続けられる」方が、きっと長く続く。
もしあなたも、ストレッチを頑張っているのに体が固く感じる日があったら、
少しだけ“力を抜く”勇気を持ってみてください。
それが、体の声を聞く第一歩かもしれません。



コメント