レコーディングダイエットが続かないのは性格のせいかも?

レコーディングダイエットに悩む女性が食事ノートをつけている様子 メンタル
完璧主義な性格が影響するレコーディングダイエットの落とし穴

「よし、明日からダイエットを始めよう」
そう決意してノートを開き、食べたものをひとつずつ丁寧に書き出す。
これが私のダイエットの始まりでした。

朝はアーモンド10粒、バナナ1本、食パン1枚。
昼は白米100gに鶏むね100g、味噌汁、野菜サラダ。
間食にはヨーグルトとブルーベリー、カカオ87%チョコ2粒。

…そんな風に、ナッツ1粒の誤差すら許せなかったあの頃。
「完璧に記録できている自分」に満足していたのです。

でも、痩せなかった。


完璧主義な性格が邪魔をしたレコーディング

私は“完璧主義”なタイプでした。
1つでもミスがあると、すべてが無意味に思えてしまう。
だからこそ、「食べたけど書いてない」「記録がズレた」と思うだけでモチベーションが一気に下がってしまいました。

会社でお菓子をもらった時も、その場では食べられず、帰宅後ノートに書いてからでないと口にできなかった。
記録こそが努力の証。
でも、努力を“書くこと”にすり替えていたのです。

レコーディングダイエットは、食事内容を見直すための「気づきツール」なのに、いつしか“自分を縛る戒めノート”になっていました。


「管理している=痩せる」わけではない

当時の私は、「これだけ管理しているのだから痩せるはず」と信じていました。
けれど、人間の体はそんなに単純ではありません。
栄養バランス、代謝、ホルモン、ストレス…。
体重の増減には、記録だけでは見えない要素が山ほどあります。

むしろ、完璧にやろうとするほど心が張りつめ、ストレスで間食が増える。
そんな悪循環を繰り返していました。


レコーディングは「正す」ためではなく「整える」ために

今振り返ると、レコーディングダイエットは悪い方法ではありません。
むしろ、“乱れた食習慣を整えるきっかけ”としてはとても優秀です。

食べ過ぎに気づけたり、偏りを見直せたり、
「最近甘いもの多いな」と俯瞰できるようになります。

ただし、目的を「完璧な管理」ではなく「自分を整えること」に変えるのが大切。
気づきを得たら、少しずつ改善していく。
“理想の自分”ではなく、“現実の自分”と向き合うことが鍵になります。


アプリで気軽に、でも「自分に合う」かどうかを見極めて

今は食事を簡単に記録できるアプリもたくさんあります。
写真を撮るだけ、バーコードを読み取るだけ、手軽で続けやすい仕組みも整っています。

でも大事なのは、**「自分の性格に合うか」**を見極めること。

完璧主義な人ほど、数字や記録に縛られやすい。
そんな時は、
「ざっくり一日の傾向をメモするだけ」
「週末にまとめて振り返る」
そんな“ゆるレコーディング”から始めてみるのがおすすめです。

続けることよりも、自分を責めないこと。
それが、結果的に一番の“継続のコツ”になります。


最後に:完璧じゃなくても、進んでいればそれでいい

ダイエットは、「できなかった自分」を責める時間ではなく、
「どうしたらもっと心地よく過ごせるか」を探す旅。

完璧主義な私が学んだのは、
“管理よりも、理解を。”
“制限よりも、調整を。”

あなたも、自分の性格に合ったやり方で、心地よく体を整えていきませんか?

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