なぜ“夜”の炭水化物を抜くと痩せると言われているのか?

夜の炭水化物抜きを実践する女性が夕食前に迷う様子のイラスト 食事
夜の炭水化物抜きを実践する女性が夕食前に迷う様子のイラスト

理由の一つは、夜は活動量が少なく、エネルギー消費が抑えられる時間帯だからです。
炭水化物(糖質)を摂ると血糖値が上がり、体はそれをエネルギーとして使おうとします。
しかし夜は運動量が減るため、使いきれなかった糖が脂肪として蓄積されやすくなるのです。

また、夜は成長ホルモンが分泌されるタイミングでもあり、空腹状態を保つことで脂肪燃焼が促されるとも言われています。
こうした仕組みから、「夜に炭水化物を抜く=脂肪が減る」と広まったようです。

理屈としてはとても納得できますよね。
私もこの考え方を信じて、夕食のごはん・パン・麺類を抜く生活を続けてみました。


実際にやってみた結果は?

最初のうちは、朝に少し顔のむくみが取れたり、胃が軽く感じたりと、なんとなく体がすっきりした感覚がありました。
20代の頃は、数週間続けると体重が1〜2kg減ったこともあります。

ですが、30歳を過ぎたころからはまったく体重が減らなくなりました。
むしろ、夜に炭水化物を抜くことで寝つきが悪くなったり、夜中にお腹が空いて眠りが浅くなったり。
朝、強い空腹感で目が覚めることも増えました。

食べる量自体は減っているのに痩せない。
「どうして?」と思いましたが、今振り返ると理由ははっきりしています。


なぜ夜炭水化物抜きで痩せないのか?

1日の総摂取カロリーが変わらなければ、体重も基本的に変わりません。
夜に炭水化物を抜いても、昼にその分多く食べていれば、トータルではプラスマイナスゼロ。
また、炭水化物を極端に減らすことで代謝が落ち、脂肪が燃えにくくなるというデメリットもあります。

さらに、糖質が不足すると筋肉のエネルギー源が減るため、筋肉量が減少。
結果的に「痩せにくい体質」へと変わってしまうことも。
私自身も、夜炭水化物を抜く生活を続けた頃は、体重こそ変わらないのに体脂肪率が上がっていました。


まとめ:夜炭水化物抜きは「合う人・合わない人」がいる

夜の炭水化物抜きは、一時的なむくみ改善や胃腸のリセットには効果的かもしれません。
ですが、「痩せるかどうか」は人それぞれです。
年齢・活動量・睡眠の質・ストレスなど、体に影響する要素はたくさんあります。

私の結論としては——
夜に完全に炭水化物を抜くよりも、量を減らして、質を選ぶほうが長続きしやすいと感じました。
たとえば白米を半分にして雑穀米にする、スープや味噌汁で満足感を高めるなど、無理のない工夫がおすすめです。

“夜抜きダイエット”に過度な期待をせず、自分の体と相談しながら続けること。
それが、結局いちばん確実な「痩せ体質」への近道だと思います。

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